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くちなしと梅雨空
2009/06/18(Thu)
うちの庭にも玄関にもくちなしの花がすごく香っています。
この匂いをかいでいると、いい香りを通り越してどこか異空間へと(例えば古い館の庭とか・・・)トリップするような気さえしてきます。
それぐらい辺りの空間を変えてしまう芳香ですよね。
この梅雨空にこの香り・・・けだるささえも誘うのです。

こんな時は慌てずゆっくりその世界に漂ってみるのもいいのですが、すぐに雑踏に意識が戻ってしまいます。

さて私の興味が惹かれた話に荘子の『胡蝶の夢』というのがあります。
有名な説話でご存知かと思いますが、うろ覚えの内容ですがかいつまんでお話しますと・・・・


午睡をしていた荘周は夢の中で蝶になり美しい花畑を思う存分遊んで楽しんだ。
しばらくして目が覚めるのですが、はて、荘周である自分が蝶になる夢を見たのか、蝶である自分が夢を見て荘周になったのか分からなくなってしまう。
ふと見るとその手にはあの花畑にあった薔薇の花が握られていた・・・。


この話を読んだのが仕事場でして、スーパーコンピューターの入ったマシーンルームで無音よりもさらに静かなコンピューターの一定した機械音だけの場所でした。
デスクに座ってI○M社の社内雑誌が回覧されていたので目を通していました&すごく眠かったのです(笑)
その雑誌にこのお話が載っていました。
けだるさの中で『胡蝶の夢』を読む私は主人公の荘周、そのものの気分になってしまい、なんとも言えない異空間を一瞬感じたのでした。
夢を見て目覚める一瞬の戸惑い、誰でも感じたことがあると思います。
その時ふと、こうして仕事をしている自分は本当の自分なのか、あるいは誰かの夢なのか・・・。
機械音だけの現実感のない空間の中だからこそ不思議な感覚を経験したのでした。

くちなしの花のむせるような芳香はそんな世界にいざなう、辺りの空間を変えてしまう魅力がありますね。



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コメント
-  -
ちょうど、くちなしの画像をUPしたところでしたので、
偶然に思わず微笑んでしまいましたw (^^)

でも、こんな風に素敵なお話とともご紹介いただくと、
くちなしを見る度に思い出しそうです。

くちなしの香りは、春の沈丁花、秋の金木犀とも違い、
一種、独特の甘さ・艶をふくんでいるような気がします。
可憐な白い花であるものの、秘められたものがありそうな・・・。

そんな風に思えるなんて、かずみさんのお話を聞いて、
私も少しトリップしたのかもしれません。 (^^)

2009/06/19 00:50  | URL | 桃香 #QOxbn3Rw[ 編集] ▲ top
-  -
●桃香さんへ
偶然ではなく桃香さんの記事を見て書きましたー^^
『胡蝶の夢』は私の好きなお話です。
説話で色々意味を込めたお話なんでしょうが、私としては不思議な世界への入り口に迷う感覚で記憶されてしまいました。
沈丁花、金木犀の香りと少し違って・・・という感覚、私も同感です!
ちょっと艶を含んだような妖しげな香りですよね。
それはこの梅雨のしっとりとした空気感ではないでしょうか?
カラっとした中で香るくちなしはハワイの青い空を思い浮かべます。
このしっとりとした重苦しいような空気が退廃的な妖艶な香りにさせる気がします。
日本ならではの感覚ではないでしょうか?
やはり湿った空気や雨は香りを強くしますね。
同じ感覚を共有できてうれしいです♪
2009/06/25 10:43  | URL | かずみ #sSHoJftA[ 編集] ▲ top
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